- ChatGPTとClaudeの就活での使い分け方
- 自己分析・ES・企業研究・面接対策までのAI活用法
- そのままコピペで使える就活プロンプト30個以上
目次
はじめに ── AIを使える就活生 vs 使えない就活生



就活AIはChatGPTとClaude、どっちがいい?【結論:両方】
検索ボリューム的にも「就活 ChatGPT」「就活 AI」で調べている人が圧倒的に多いですが、結論から言うと ChatGPTとClaudeは役割が違う ので、使い分けるのがベストです。
主要AI 3つの比較表
| ツール | 開発元 | 就活での強み | 向いている用途 | 料金 |
|---|---|---|---|---|
| ChatGPT | OpenAI | 使い方の情報がネット上に最も豊富/音声会話/画像生成 | ES草案、面接練習(音声)、ネタ出し | 無料/Plus $20 |
| Claude | Anthropic | 長文読解・分析が最強/PDFまるごと読める/Web閲覧・ファイル操作を自動化するCowork | IR・有報分析、企業研究、業界分析 | 無料/Pro $20/Cowork $20〜 |
| NotebookLM | 複数資料を束ねて要約/Audio Overviewで音声化 | 移動中の復習、資料の音声化 | 無料 |


ざっくり覚えるなら:
・アイデア出し・練習相手 → ChatGPT
・情報の分析・企業研究 → Claude
・移動中のインプット → NotebookLM
この3つで準備効率は格段に変わるぞ。
【10の活用法】就活の全工程をAIで効率化する
ここからが本題。就活でAIを活用できる10のシーンを順に解説します。自分が今取り組んでいるフェーズから読んでください。
① 自己分析をAIに壁打ちしてもらう
自己分析が苦手な就活生はとても多いですが、AIとの対話で1時間で3年分の棚卸しができます。
プロンプト例(ChatGPT推奨)
あなたは就活のキャリアカウンセラーです。私の自己分析を手伝ってください。
まず、次の質問を1問ずつ順番に投げかけてください。私の回答に対して、深掘り質問を2〜3回重ねてから、次の質問に進んでください。
質問:
1. これまでの人生で最も熱中したことは何ですか?
2. その中で、自分が「楽しい」と感じた瞬間は?
3. 逆に「苦しい」と感じた瞬間と、その乗り越え方は?
4. 他人から褒められて嬉しかったことは?
5. 将来どんな人間になりたいですか?
このプロンプトの優秀なところは、AIがインタビュアー役になり、深掘り質問を自動で投げかけてくるところ。自分一人で考えるよりも圧倒的に深い気づきが得られます。


📌 NotebookLMでスライド化:自己分析の対話結果をNotebookLMに貼り付ければ、あなた専用の自己分析スライドを自動生成してくれます。視覚的に強み・弱みを把握できるので、ES執筆時にいつでも参照可能。
※ NotebookLMの具体的な使い方は記事後半「実践!10分で1社の企業研究を終わらせる手順」で解説します。各活用法でNotebookLMによるスライド化・音声化が併用可能なので、慣れたら試してみてください。
② ガクチカの構造化と磨き込み
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)はSTAR法(状況・課題・行動・結果)で書くと伝わりやすいのですが、自分で構造化するのは意外と難しい。
プロンプト例(ChatGPT推奨)
以下の私の経験を、就活のES向けにSTAR法で整理してください。
【経験】
[ここに自由に語ってOK。ダラダラでいい]出力:
・Situation(状況):
・Task(課題):
・Action(行動):
・Result(結果):また、400字以内のES用の文章としてまとめてください。ただし、私が書いたような自然な文体にしてください。
③ ES(エントリーシート)の添削
AIに書いてもらうのではなく、添削してもらうのが正解です。
⚠️ 重要:近年AIの文章は自然になりましたが、それでも採用担当者にAI生成文と見破られる可能性があります。さらに、AIが書いた文章は自分の言葉ではないため、面接で深掘りされた瞬間に答えに詰まるという致命的リスクがあります。「叩き台はAIに作らせ、最終的に自分の言葉で書き直す」のが鉄則です。
プロンプト例
以下のES(志望動機/ガクチカ)を、就活のプロ視点で添削してください。
【設問】
[例:当社を志望する理由を400字以内で記載してください]【私の回答】
[自分の回答を貼る]評価観点:
1. 結論ファーストになっているか
2. 具体的エピソードがあるか
3. 企業との結びつきが書けているか
4. 文字数効率(無駄な言い回し)
5. 誤字脱字・表記ゆれ各観点でA/B/Cで評価し、具体的な改善案を出してください。改善後の完成例も示してください。
④ 志望動機のたたき台作成(※最終稿は必ず自分で書く)
③が「書いた後の添削」だったのに対し、④は「書く前のブレスト・着想」用途。志望動機は「その会社でなければならない理由」が重要ですが、自分一人でゼロから考えると独善的になりがち。AIに「企業情報×自分情報」の組み合わせから複数案を出させ、その中から自分の腑に落ちる切り口を選ぶ流れが効率的です。
プロンプト例(Claude推奨:企業情報を正確に扱える)
以下の条件で、〇〇株式会社への志望動機のたたき台を作ってください。
【企業情報】
・事業内容: (会社HPから貼り付け)
・中期経営計画: (IRから貼り付け or URL共有)【私の情報】
・強み:
・ガクチカ:
・将来やりたいこと:制約:
・400字以内
・結論ファースト
・具体的エピソードを1つ含む
・他社ではなくこの会社である理由を明確に出力後、どの部分が最も弱いか指摘してください。
⚠️ 注意:AIの出力をそのまま提出するのはNG。面接で深掘りされた瞬間に崩壊します。必ず自分の言葉に書き直しましょう。
⑤ 業界研究をAIに任せる
業界全体を俯瞰する作業は、AIが最も得意とする分野の一つ。
プロンプト例(Claude推奨)
〇〇業界(例: 海運業界)について、就活生向けにレポートを作ってください。
項目:
1. 業界の市場規模と成長性
2. 主要プレイヤー(上位5社)とそれぞれの特徴
3. ビジネスモデルと収益構造
4. 直近の業界トレンド(3つ)
5. 今後5年の見通しとリスク
6. この業界を志望する人が押さえるべきキーワード10個情報源として参考にするURL:
・業界地図の該当ページ
・経産省の統計URL
Coworkプランなら「〇〇業界の統計資料を経産省HPからダウンロードして要約して」とお願いするだけで自動化できます。
⑥ 企業研究(IR・有報の分析)
ここはClaudeの本領発揮シーン。Claude Proなら有価証券報告書のPDFを丸ごと読み込ませて「就活生向けに要約して」で10秒。
プロンプト例(Claude推奨)
添付した有価証券報告書を、就活生向けに解説してください。
重点ポイント:
1. 売上高・営業利益の推移(3年分)と増減理由
2. セグメント別の売上構成と最も成長しているセグメント
3. 海外展開の現状と今後の方針
4. 従業員データ(平均年齢、平均年収、離職率)
5. 中長期のリスク要因(事業等のリスクから重要なもの3つ)
6. この企業の強み・弱みを3つずつ
📺 「隠れ優良企業」チャンネル流の3軸分析もAIに依頼可能です。私が運営するYouTubeチャンネル「隠れ優良企業」では「有報3年分の数値推移 × 成長性 × 離職率/平均年収」の3軸で企業を分析していますが、AIに「この企業を有報3年分・成長性・人事データの3軸で隠れ優良企業として評価できるか分析して」と依頼すれば、同じ思考フレームを再現できます。
⑦ 競合比較で「なぜこの会社か」を言語化
面接で最もよく聞かれ、最も差がつくのが「同業他社ではなく、なぜうち?」という質問です。
プロンプト例(Claude推奨)
〇〇株式会社と以下の競合を、就活生視点で比較してください:
・△△株式会社
・□□株式会社比較項目:
・事業領域の違い
・売上規模と成長率
・働き方・人事制度の特徴
・企業文化
・平均年収と離職率
・今後5年の戦略の違い表形式で出力後、「どんな志向の学生がどの会社に向いているか」も教えてください。
💡 補足:そもそも競合がどこかが分からないとき:業界によっては「ベンチマーク企業」が外部から見えにくいことがあります。そんな時はOB/OG訪問で直接聞くのが最速。「御社は社内でどの企業をベンチマークに置いていますか?」は逆質問で聞くにはセンシティブな分野ですが、OB訪問なら自然に聞ける質問です。社員が普段意識している競合と、世間が思う競合が異なるケースは多いので、ぜひ一次情報を取りに行きましょう。
📌 内定者の面接体験記から逆質問のヒントを得られるサービス「就活会議」、OB/OG訪問アプリ「Matcher(マッチャー)」もおすすめです(A8.net提携申請済み・審査通過後にアフィリエイトリンクを差し込み予定)。
⑧ 逆質問リストの自動生成
逆質問は企業研究の深さがバレる質問。「特にありません」は論外です。
プロンプト例
〇〇株式会社の中期経営計画([URL] or 要点を貼る)を踏まえて、最終面接の役員に対する逆質問を10個考えてください。
条件:
・ググれば出てくる質問は避ける
・経営計画のキーワードを1つ以上含める
・ポジティブトーンで、批判的にならない
・5分以上の議論につながる質問にするまた、各質問の狙い(面接官に何を伝えられるか)も一言で説明してください。
⑨ 面接練習(ChatGPTの音声モード)
ChatGPTの音声モード(スマホアプリ)を使えば、面接官役として会話形式で練習できます。
プロンプト例
あなたは〇〇株式会社の人事部長で、最終面接を担当しています。30分の模擬面接を実施してください。
条件:
・1問ずつ質問し、私の回答に対して深掘り質問を2〜3回重ねる
・圧迫面接ではないが、甘くもない
・最後に評価(A/B/C)と具体的なフィードバックをください最初の質問からスタートしてください。
⑩ グループディスカッション対策
GDは練習相手が見つけにくい領域。ChatGPTに複数人のキャラを演じさせると擬似GDが成立します。
プロンプト例
以下のテーマについて、4人のグループディスカッションを想定して、私以外の3人の発言を順番に生成してください。
【テーマ】
地方創生のために最も有効な施策を一つ選ぶなら?【3人のキャラ設定】
・Aさん: 論理派、データ重視
・Bさん: 行動派、アイデア豊富
・Cさん: 中立、まとめ役進行:
1. 3人がそれぞれ意見を出す
2. 私が発言する(待つ)
3. 私の発言に対して3人が反応する
4. 結論を導く最後に私の発言を評価してください。
実践!10分で1社の企業研究を終わらせる手順
ここまでの10の活用法を組み合わせた、1社10分の企業研究ワークフローを紹介します。
Step 1: Claudeで基本情報の整理(2分)
〇〇株式会社について、事業内容・売上構成・競合・強み・弱み・最新ニュースを整理してください。
Step 2: 有報PDFをClaudeにアップロード(3分)
EDINETから直近の有価証券報告書をDLして、活用法⑥のプロンプトで分析依頼。
Step 3: 競合比較(2分)
活用法⑦のプロンプトで、志望企業 vs 競合2社を比較。
Step 4: 逆質問10個を生成(2分)
活用法⑧のプロンプトで面接で使える質問を用意。
Step 5: NotebookLMに全てまとめて音声化(1分)
ここまでのアウトプットをNotebookLMに流し込み、Audio Overviewで音声化。通学中に聴き返せば完全に定着します。


AIを使う上での7つの注意点
- ハルシネーション(誤情報)は必ず発生する:数値・人名・最新事実は公式ソースで裏取り。
- 提出物はAI検知されることがある:そのままコピペはNG。必ず自分の言葉に書き換える。
- 機密情報は入力しない:OB訪問で聞いた話や選考情報など、公開情報には載っていない秘匿情報はAIに渡さない。
- 志望動機は必ず自分で書く:面接で深掘りされて崩壊する。
- AIが出したガクチカは嘘ではないか確認する:AIは創作する癖があります。
- 学習データの時期を意識する:古い情報を出すことがあるので、最新のURLをAIに共有することで補う。
- 最後は自分の熱量:AIは万能だが「この会社で働きたい理由」を決めるのはあなた自身。
無料 or 有料?就活生が選ぶべきプラン
パターン1:費用ゼロで済ませたい
- ChatGPT 無料版
- Claude 無料版
- NotebookLM(完全無料)
これでも十分戦えます。最初はここからスタート。
パターン2:ES提出ラッシュの時期だけ課金
ChatGPT Plus($20/月)を3〜6月だけ契約。本選考が始まる時期だけPlusにすると、月$20 × 4ヶ月 = 約12,000円。就活全体の投資額として考えれば決して高くない。
パターン3:本気で効率化したい
Claude Cowork($20/月)。Coworkは、PC上でファイル操作・Web閲覧・Excel整理を自動化できる上位プラン。
- 「業界上位10社のIRページからPDFを全部ダウンロードしてExcelにまとめて」
- 「Googleアラートで届いたニュース記事を全部読んで、志望業界に関連するものだけ抽出」
といった作業を指示ひとつで全自動化できます。

書籍と併用してAIへの問いを磨く
AIは「何を聞くか」で答えの質が変わります。前提知識があればプロンプトの精度が上がるため、以下の書籍と併用するのがおすすめです。
⚠️ 著作権上の注意:書籍を丸ごとAIに読み込ませるのは著作権上グレーです。「気になった企業の頁だけ写真撮影してアップ」「特定セクションを要約してもらう」といった部分活用が望ましいです。あくまでベースとなる前提知識は書籍で身につけ、AIには「この企業の離職率が業界平均より高い理由を考察して」など個別の問いを投げるのが正しい使い方です。
就職四季報 総合版 2027-2028
離職率・平均年収などリアルなデータ。Claudeに「この会社の離職率が業界平均より高い理由を考察して」と聞くための材料に。
「会社四季報」業界地図 2027年版
業界全体をビジュアルで把握。まず地図で俯瞰 → Claudeで個別深掘りの流れが最速。
日経業界地図 2027年版
提携関係やサプライチェーンが見える。面接での「業界理解」アピールの武器に。
※Amazonアソシエイト(もしもアフィリエイト経由)を利用しています。購入により筆者に紹介料が入りますが、読者に追加費用は発生しません。
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AIで企業研究・ES対策を効率化したら、次はアウトプットを企業に届ける段階。逆求人型サービスを併用すると、自分が気づかなかった優良企業からスカウトが届きます。
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よくある質問(FAQ)
Q1. ChatGPTとClaude、どちらか一つだけ使うならどっち?
ES添削・面接練習までしたいならChatGPT、有価証券報告書や長文分析が中心ならClaude。迷ったらChatGPTから。
Q2. AIで書いたESはバレる?
バレます。というかそのままコピペした瞬間に面接で崩れます。AIは壁打ち相手と割り切ってください。
Q3. プロンプトを考えるのも面倒……
この記事のプロンプトをブックマーク → コピペ → 企業名だけ入れ替えればOK。1週間もすれば自分流のプロンプト集ができます。
Q4. 企業の選考でAI使用が禁止されている場合は?
選考書類に関する規定は企業ごとに確認。ただし「自分で最終的に書く」なら発想の壁打ちに使うのは問題ありません。
Q5. 英語の面接対策にも使える?
むしろ英語対策はAIが最強。ChatGPTの音声モードで英語面接練習 → 発音・流暢さまでフィードバックしてくれます。
まとめ:AI時代の就活、勝ち筋はこれだ
- ChatGPT・Claude・NotebookLMを使い分け、就活の全工程を効率化
- 自己分析・ES・企業研究・面接対策まで 10のユースケースを網羅
- AIは作業を時短する道具。節約した時間をOB訪問・自己深掘りに回す
- 丸投げはNG、壁打ち・添削・調査アシスタントとして使うのが正解
- 最後に内定をつかむのはあなた自身の熱意と行動力









