- 宅建とFP3級の同時合格の可能性
- おすすめのテキスト
宅建(宅地建物取引士)とFP3級。
この宅建とFP3級はセットで受験されることも多いです。
でもこう思う人もいるはず。
大丈夫です、結論から言ってしまうと、宅建とFP3級はしっかり勉強すれば一年で確実に受かります。
そこで、今回は宅建とFP3級は同一年度で取得することができるかについて、実際に宅建とFP3級を取得した経験から書いていきたいと思います!
①宅建とFP3級のオススメテキスト、②そもそも宅建やFPなどの資格が就活にどれくらい役に立つのかを知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
目次
宅地建物取引士とは
宅地建物取引士の概要は以下の通りです。
- 宅地建物取引業=不動産の売買・交換・媒介を行う際に絶対に必要
- 事務所の従業者の5人に1人以上を配置しなければならない
つまり、宅建は不動産に関わる業界には必須の知識と言えるのです。
詳しい説明は実際に試験を開催している、一般財団法人不動産適正取引推進機構のHPを参照してください。http://www.retio.or.jp/index.html
宅建の難易度と勉強期間
まずは宅建の難易度と勉強期間を含めた基本的な情報を確認していきましょう
実施日程 | 年1回 |
---|---|
勉強時間 | 約350時間 参照:ユーキャン |
合格率 | 約15% |
合格ライン | 約70%以上 |
難易度 | ⭐⭐⭐⭐ |
ただし、ここで算出されている数字はあくまで一般的な数字です。
どれくらいで宅建試験を合格できるのかは、「法学部であったor法律への知識が多少あるか」どうかで変わってきます。
というのも、宅建は法律関係の科目がメインであり、大学の法学部出身であるか否かが大きく影響するからです。
科目は,
宅建業法(20点)
法令上の制限(8点)
その他の分野(8点)
になっていますが、大学で法律を学んでいれば権利関係の14点の内8点くらいは少し確認すれば苦も無く取れます。
逆に法学部でない方はそもそも法律に慣れることから始めなければなりません。
そこで、ここでは法学部出身者とそれ以外の方で分けて考えたいと思います。
法学部出身者
確実に、ゆっくり勉強しながらでも受かるためには4ヵ月ほどあれば十分だと思います。
各分野の内訳はこんな感じです。
- 権利関係・・・1ヵ月弱
- 宅建業法・・・1ヵ月
- 法令上の制限・・・1ヵ月強
- その他の分野+問題演習・・・1ヵ月
難易度としては「宅建業法」が最も簡単で、「法令上の制限」は語呂合わせなどで覚えることが非常に多く苦労するのでこのくらいの期間はかかると思います。
ただし、毎日2,3時間くらい集中して行えば1ヵ月での合格も可能だと思います。実際に私も試験の1ヵ月前からの勉強で合格できました。
法学部出身でない方
こちらの方は、私は正直法学部の出身なので確実なことは言えませんが、法学部ではない知人で合格者に聞いてみたところこんな回答が返ってきました。
ただ、宅建業法は法律というよりも簡単なルールといった感じでこれは学部関係なく1ヵ月ほどで出来ると思います。
そのためコツを掴めた人はもう少し早く宅建を取得することも不可能ではないと思います。
参考程度ですが、46~50問目の問題は実は対策が学部関係なしに、やりにくい範囲なのですが、実は免除する方法があります。↓↓
- 受講時に宅地建物取引業に就いていること
- 「従業者証明書」を持っていること
もし、入社前に宅建を取ろうと思っている人がいれば、この基準に当てはまっているかどうかを確認してみて、場合によっては入社後に受けることを考えてみた方が良いでしょう!
宅建にお勧めの勉強法【独学】
ここでは簡単にお勧めの参考書と宅建勉強の大まかな流れをご紹介します!
まずは宅建合格には欠かせないお勧めの参考書を3つどうぞ!
宅建教材その1:らくらく宅建塾
これがメインのテキストとなります。インプットに使ったり、問題集を解いていて、分からなくなったら調べるように使えます。
この本の優れている点は以下の通りです。
- 無駄が無い
- 暗記ものにはゴロ合せがついていて覚えやすい
- 授業形式(話し言葉)だから理解しやすい
- このテキスト以外に買わなくても乗り切れる
「ソープはゴメン」とか「全部バカ、赤、担保バカ・・・(続く)」などディープな表現も多く覚えやすいです。
このテキストは宅建合格に必要かつ十分な知識量で、書き方も優しいためとにかく合格すれば良い!って方はこれ一択でしょう。
あまりお金を払いたくない方はこれを読んで後は過去問演習というやり方でも合格は望めるでしょう。
逆にお勧めしない人はこんな人。
- 満点を取らないと上司に激怒されるブラック企業に勤務している
- 簡単な言い方をされるとイラっとする
宅建教材その2:過去問宅建塾三冊
過去問で構成された問題集です。模試とは違い、分野別に分かれている所に特徴があります。
- 過去問宅建塾壱は「権利関係」
- 過去問宅建塾弐は「宅建業法」
- 過去問宅建塾参は「法令上の制限、その他分野」
という構成になっています。
- 良問ぞろい
- 見やすいページ構成
- 3段階のレベル表示
実際過去に出題されたものを厳選しているため実力がつく。
見開きの左側に問題、右側に答えとなっているため、わざわ別冊や巻末を開いたりしなくて良い点がgood。
問題ごとに、「カンターン」「普通」「難しい」の表記があるため実力に合わせて勉強方法を変えていくことができる。
宅建教材その3:ズバ予想宅建塾 模試編
最後の仕上げ用の模試。普通の模試問題集といった感じ。試験に慣れるという意味では模試を解いておくことは重要になるでしょう。
- 実力が正確にスコアとして反映される
- テキストに対応している
- 難易度表示で取るべき問題が分かる
他の宅建のテキストについては、【最新版】おすすめの宅建テキストランキング【”独学者”向け】で紹介しています。
宅建勉強の大まかな流れ
今回は3か月で宅建に合格するまでの大まかな流れを書いてみました。
まずはどんな問題傾向なのかを把握。点数は関係なし!
↓
2週目:らくらく宅建塾テキストの「権利関係」をざっくり読む
全て理解する必要はなし!
↓
3週目:過去問宅建塾の「権利関係」のカンターンのみを解く
分からない問題は宅建塾テキストを辞書代わりに理解!
↓
4~5週目:同様に宅建塾テキストの「宅建業法」を読んだ後、過去問宅建塾で「宅建業法」を解く
↓
6~7週目:同様に宅建塾テキストの「法令上の制限、その他分野」を読み過去問を解く
↓
8週目:再びらくらく宅建塾テキストをまとめて読む
↓
9~11週目:過去問題を難易度問わず解き切る
↓
12週目:ズバ予想宅建塾 模試編を解く
↓
宅建試験数日前:間違えた問題を全て解きなおす
↓
宅建試験本番!!
このような形で勉強を進めていけば宅建試験の合格も大きく近づくことでしょう!
FPとは
正式名称はファイナンシャルプランニング技能士と言い1級から3級あります。ここでは宅建とFPの同時合格を目指すということでFP3級について書きます。
※2級は3級の合格が必要で簿記とは仕組みが異なる。
FPは金融業界や不動産業界ではもはや必須レベルなので就職・転職活動でも役に立つと思います。実際私も就職活動中は宅建と併せて取得していることで面接官の受けが良かったです笑
FP3級をどのように生かしたのかは、【必見】就活で出す資格に3級はあり?実際に3級を面接で出した私が解説で紹介しています。
FP3級の難易度と勉強期間
これは宅建受験者であるか否かで不動産分野についての知識に多少の差は出ますが、それでもFP3級はかなり簡単な部類に入ると思います。
実施日程 | 年3回 |
---|---|
勉強時間 | 約50時間 |
合格率 | 約15% |
合格ライン | 約70%以上 |
難易度 | ⭐⭐⭐⭐ |
各種サイトには50時間くらいと書かれていますが、過去問などの演習を中心に行えば30時間くらいでも十分に合格は可能でしょう。
どんなに長くても1ヵ月あれば確実に合格できます。
実際私も1週間くらい勉強したら合格できました笑
正直FP3級に関しては、ネットで情報を調べるよりもさっさとテキストを買って勉強すれば誰でも受かる資格なので詳しい説明は割愛します。
こんなサイトは早く閉じてすぐに勉強に取り掛かりましょう。
「テキスト買ってねえ、ヤバイ!」って人はアマゾンの人に直ちに配送してもらいましょう!
併せてこちらのランキングも参照してみてください。
まとめ:宅建とFPは一年で取れるのか
それでは今回のまとめをしましょう!
- 1年で取得可能
- FP3級の難易度はかなり低い
- 法学部出身:宅建4ヵ月+FP3級1ヵ月=5ヵ月
- 他学部出身:宅建8ヵ月+FP3級1ヵ月で9ヵ月
つまり、宅建とFPを一年で取得することは可能!!
就活でどうしても資格が欲しい場合は、加えて簿記3級とTOIECも勉強してぴったり一年になるというのが個人的な体感です。
冒頭にも就活で資格がどの程度役立つのかについての記事を紹介しましたが併せて英語の資格が就職活動にどれくらい役に立つのかについても知りたい方はそれぞれ下記のリンクから見てみてください!