今日はこんな疑問に答えていきます。
- 就活で3級の資格は役に立つか
- 就活で取得がおすすめの3級資格
資格はあるけど3級だけ…
結論から言うと、3級でも基本的には問題ありません。
その理由は以下の3点です。
- 能力を示せる
- ネタになる
- 志望度が分かりやすい
それでは以下で詳しく見ていきましょう。
目次
能力を示せる
就活で3級の資格を持っていると以下のような能力を示すことができます。
- 努力できる
- 勉強ができる
- ポテンシャルがある
なぜなら3級だって、ちゃんとした資格なので、受かるためには相応の努力が必要でそれは面接官も分かっているからです。
例えば、有名な簿記三級では勉強時間は50~100時間ほど必要とされており、実際の合格率は40%前後です。
このように、どんな資格であっても相応の知識と努力が必要なため示せる能力があるということです。
それでは具体的に就職活動で示せる3つの能力について確認していきましょう。
努力ができる
勉強をするにはそれなりのストレスと戦うことが求められます。
何と言っても、勉強の1番の敵はストレスだからです。
椅子にずっと座ってるのも辛いし、意味わからない単語を覚えるのも辛い。
皆さんが思い出したくもない受験勉強もストレスの連続でしたよね笑
そんな中でもしっかりと結果を出すことができれば、努力ができることを意味します。
勉強ができる
もちろん、資格が取れるということは勉強ができることを意味します。
社会人になると学生時代に勉強したことは直接生かせないかもしれません。
それでも、勉強する機会は学生時代以上に多くなると言っても過言ではありません。
本当に勉強熱心な人は、電車内だってスマホゲームではなく資格の勉強などに集中しています。
社会人は「勉強する能力」が大切なので、資格でその能力を示せるのは大きいです。
ポテンシャルがある
新卒はポテンシャル採用と言われています。
就活時代に資格があれば、少なくとも関連業務に対するポテンシャルの高さは他の学生よりは高く見られるでしょう。
なぜなら、どうしても知識には向き不向きがあるため、どんなに勉強ができる人でもできない分野があるからです。
極端な話、FP3級の取得が義務付けられている場合に、東大生だって誰かしらはアレルギー反応を起こして取得できないことはあるかもしれませんよね。
これはもはや、頭の良さ悪さだけでなく、その業務に向いているのかもかかってきます。
そのため、とりあえず最低限この分野について「適性が全くないことはない」ということを証明することができます。
ネタになる
就活で3級の資格を持っていると面接での話のネタになります。
聞いてきてくれることも大体分かる分準備もできるので、結構これはデカいです。
面接時間もその分短くなるし、何なら褒めてくれるし個人的には資格を持っていた一番のメリットだったなと思います。
具体的には以下の3点を中心に話が展開されます。
資格を取得した理由
資格の取得理由としては以下の3点のポイントを抑えておくと良いでしょう。
- 志望業界&企業への熱意
- 大学時代の学業との関連性
- 話のカジュアルさ
もちろん、素直に答えてもらっても大丈夫です。
それは話のカジュアルさにも繋がりますから。
あとは出来れば、学業との関連性を意識しましょう。
私の場合はFP3級と宅建を持っていたのですが、
宅建の資格を取得した理由としてはこのように答えていました。
このような形で、素の部分を出しつつ、自分の過去の経験とも連携させながら取得理由を説明していました。
取得理由については事前に問答が想定できるため、しっかりと準備しておきましょう!
勉強をして得たもの
これは素直に答えましょう。
正直3級程度の資格では大した知識は得られませんが、それならそれでタメになる知識は得られなかったので今後もっと勉強していきたいです!などと将来への展望につなげれば良いと思います。
一応、私が取得したFP3級の例で行くと、
今後の展望
現状を生かして今後どうするのかはこれから働いてもらうかもしれない面接官としては1番聞きたい事でしょう。
これは人によって千差万別だと思います。
もちろん、勉強してみて大して面白くなかったからこれ以上の勉強はしませんとかもありだと思います。
志望度が分かりやすい
これは言わなくても、持ってるだけで一定の志望度があることは分かりますよね。
一応、志望度が面接官にも伝わりやすい理由を考えると以下の3つが挙げられます。
- 過去の経験の1つ
- 資格の取得でその分仕事ができる
- 他の人は入社後で良いと考える
過去の経験の1つ
そもそも志望動機は過去の経験から導き出されます。
そしてその経験は1つである必要はなく、むしろ複数あることの方が自然です。
そのため、資格を取得したというのも十分志望動機をサポートする経験の1つになります。
資格の取得でその分仕事ができる
ここが少し盲点になるのですが、入社後数年は特に金融機関は資格の取得に追われる毎日を過ごします。
実際、銀行員の土日は資格の勉強で終わってしまう人もいるそうです。
そんな中で資格を既に持っていて勉強する時間を削減できればその分、自分の仕事そのものへ意識を向けることができます。
結果として、単に資格の勉強をしているよりも仕事の定着が早くなるのです。
ここまで訴求できれば、十分志望度の高さを示せるでしょう。
他の人は入社後で良いと考える
多くの人は資格の取得のめり十はあるにもかかわらず、先送りしてしまいます。
しかしながら資格の取得には大きなメリットもあることはご説明したとおりです。
そのため、在学中に資格を取得しておけばそれだけで積極的にものごとに取り組むことができることを示せます。
就活でおすすめの3級資格
3級資格でおすすめなのは以下の3つです。
どれも大して難しくないので、時間のない就活生でも資格の取得は十分に可能です。
- 簿記3級
- FP3級
- 秘書検定3級
以下で簡単に紹介します!
簿記3級
簿記を理解することは会社の経営を理解することに繋がります。
特に、最近は数字を理解できない人間は経営層に回れなくなっているので簿記の理解は必須になります。
簿記は金融関係の就活において強みを発揮しますが、それ以外の業界でもアピールできる最も汎用的かつ今後に役立つ資格と言えます。
実施日程 | 年2回 |
---|---|
受験料 | 2800円 |
勉強時間 | 約100時間 |
合格率 | 70% |
難易度 | ⭐⭐ |
就活への効果 | ⭐⭐⭐ |
オススメ度 | ⭐⭐⭐⭐ |
簿記3級の勉強の際はこちらのテキストだけで十分です。
FP3級
FP3級は社会保障制度の基本部分を学ぶことでお金に対する意識を高めることができます。
正直試験勉強の難易度に比べて実用度があまりないのでそこまで強くお勧めするわけではありませんが、今後のステップアップには役立つ上にある程度の知名度がある資格の中では手が届きやすいので取れるならば取っておきたい資格と言えます。
実施日程 | 年3回 |
---|---|
受験料 | 6000円 |
勉強時間 | 約100時間 |
合格率 | 80%前後 |
難易度 | ⭐⭐⭐ |
就活への効果 | ⭐⭐ |
オススメ度 | ⭐⭐⭐ |
FP3級についてはこちらの参考書と、あとは無料でFP協会のHPからダウンロードできる過去問題をやれば問題ありません。
ちなみに、FP3級のテキストについては【最新版】おすすめのFP3級テキストランキング【”独学者”向け】で詳しく解説しています。
秘書検定3級
仕事において役に立つけれども私生活にも役に立つ資格になります。
社会人マナーは公私ともに必要なものになるため取っておいて損はないでしょう。
難易度も普段接している知識のため、今回紹介している資格の中では最もとっつきやすいと言えます。
実施日程 | 年3回 |
---|---|
受験料 | 6000円 |
勉強時間 | 約100時間 |
合格率 | 70%前後 |
難易度 | ⭐⭐ |
就活への効果 | ⭐⭐⭐⭐ |
オススメ度 | ⭐⭐⭐ |
秘書検定3級については劇的に簡単なのでどんなテキストでも良いのですが、個人的にはこのテキストがあれば十分かなと思います。
その他のオススメ資格
3級資格に絞らなければ以下の資格もおすすめです。
- TOEIC
- 宅建
- 行政書士
などがおすすめです。
関連して以下の記事もご覧ください!
ちなみに、独学で行政書士や宅建を取得するのは少し骨が折れるため、必要に応じて資格の学校を利用すると良いでしょう。
資格の学校の中では、
東京リーガルマインドが王道で間違いはないと思います。
まあここら辺は、自分は1年で宅建・FP3級・TOEICは独学で取れたので、個々の我慢強さの問題になるでしょう。
就活と3級の資格:まとめ
それでは今回のテーマの「資格の3級は就活で役に立つか」をまとめましょう!
- 自分のポテンシャルを示せる
- 話のネタになる
- FP、簿記、秘書検定あたりがおすすめ