FPは就活に役に立つのか?就活中にFP3級を取得した経験者が語る!

資格


FP3級を取ったから就活に役立てたいな!
大隈重信
FP3級なんて就活に役に立たないどころか日常でも使えんじゃろ…
今日はこんな疑問に答えていきます。
この記事で分かること
  • FP3級は就活に役に立つのか
  • FP3級でできるようになったこと

私は、FP3級を就職活動の真っ只中の3年の9月に取りました。

FP3級は就活にも実生活にも役に立たないと言われていますが、私はFP3級は就活でも役立ったと思っています。
 
それでは早速その理由をお伝えします!
 

FPが就活に役立つ理由

FPが就活に役立つ理由
FP3級が就活に役に立つ理由は大きく分けて二つあります。

  • 金融機関への志望度が分かる
  • 資格全般のメリット

資格全般のメリットについては、【必見】就活で出す資格に3級はあり?実際に3級を面接で出した私が解説で紹介しているのでそちらをご覧ください。

今回は、金融機関への志望度が分かることについて簡単に解説していきます。

FPは金融へのアピール

FP3級はまさに金融知識の塊と言えます。

実際に、銀行員含め、営業に接する人はマストでとらなければいけない資格となっています。

また、銀行は無形商材を扱っているため、どうしても志望動機が似てきてしまいます、

そのため、資格を持っているというのは十分に差別化ポイントになるのです。

はい、これだけです。

ぶっちゃけFP3級だからこそのメリットはほとんどないです笑

だからこそ資格の活かし方が大事になるんだよ!

FP3級ができること

FP3級ができること
次に、FPが就活に関わらずどんな場面で役に立つのかをご紹介します!

結論から言うと、FP3級だからこそできることはないです。

ただ、FP3級の試験を勉強することによって得られる知識はいくつもあります。

端的に言えばお金の計算なのですが、ここでは「積み立て」についてご紹介します

年金2000万円不足問題について考える

例えばこんな人がいたとしましょう。

  • 50歳で役職定年するからそれまでにある程度の金額を毎年積み立てで資産運用しながら用意しときたい
  • 今20歳だとして、頑張ったら年利率は3%は行くって聞いた
  • 定年退職するまでに2000万必要っていうのも聞いたんだよな
こんな積立額を計算したい時に役立つのが、減債基金係数になります。

減債基金係数とは、目標額にするために必要な毎年の積み立て金額を計算するための係数である。
計算方法は、目標金額×係数(年利率と期間によって変動)=毎年の積立額

※係数についてはこちらのサイトを参照:減債基金係数

今回は50歳で1500万円を目標にして、余裕を持った50歳以降の生活を送ることを考えることにしました。

例えば上記の例(目標額、年利率3%、期間30年)で計算すると、
15000000×減債基金係数0.02102=315300

つまり、1500万円を30年で積み立てるには

  • 毎年31万5300円積み立てる必要があり、
  • 毎月2万6275円節約する

ことが必要であると分かるのです。

このように考えてみると老後に2000、50歳までに1500万円を積み立てで得ることは不可能ではないことが分かります。

ちなみに、他にも資産運用に役立つ係数には以下のようなものがあります。

  • 終価係数
  • 現価係数
  • 減債基金係数
  • 資本回収係数
  • 年金終価係数
  • 年金現価係数

それではせっかくなのでここでは一般的に興味が出そうな終価係数・現価係数・減債基金係数の3つをご紹介しようと思います。

FPができること1:終価係数

終価係数とは、現在の元金を複利運用した場合の、元利合計を計算する際に使うことができます。

元利合計なので「終価」なんですね。

例としてこんな新卒社会人がいたとしましょう

  • 自分の貯金24万円を運用に回す
  • 年利は2%と仮定
  • 5年後の結婚式のために運用

この場合、

【計算式】
24×終価係数1.104=26.496万円
になります。

正直これでは全然結婚資金としては十分ではないので、目標額からの逆算で計算していきたいと思います。

目標からの逆算には、資産運用によっていくつかの方法があります。それが次に紹介する現価係数です。

FPができること2:現価係数

現価係数とは、複利運用しながら目標額に必要な元本を計算する際に使うことができます。

現在に必要な元本なので「現価」なんですね。

例は先ほどのままで、結婚資金を100万円とした場合で計算してみましょう。
前提条件をおさらいするとこんな感じです。

  • 5年後の結婚式のために運用
  • 年利は2%と仮定
  • 目標額は100万円
【計算式】
100万円(目標)×原価係数0.906=90.6万円
になります。

つまり、現在90.6万円あれば、5年後の結婚資金は間に合うことになります。

大隈重信
これもちょっと厳しそうじゃの~

ということで、毎年一定額を積み立てて言った場合のことを考えてみましょう。

FPができること3:減債基金係数

これは先ほどの2000万円を目標にして資産運用する際にも使いましたね。

【計算式】
100万×減債基金係数0.192=19.2万円
になります。

つまり毎年、19.2万円を資産運用していれば100万円に到達することになりますね!

このように、FPの知識を利用すると自分の資産設計に大きく役立つことが分かります。

そのため、もちろん就活にも役には立ちますが、自分の人生設計にも役に立つので、自分に余裕がある場合はFP3級の取得はありです。

ちなみに今回の説明の大部分は、『史上最強のFP3級テキスト』から引用させていただきました。

FPをもし取れなくても役立つ知識が沢山あるのでとりあえず1冊あっても損はしない本になっています。

FP3級と就活:まとめ

それでは今回のテーマの「FP3級が就活にどれくらい役立つのか」をまとめましょう!

  • 資格そのもののインパクトは薄い
  • 金融の志望度が示せる
  • 日常生活でも使える
大隈重信
日常生活でも使えそうじゃし、FP3級に挑戦してみるかの~