前回は三井住友信託銀行の社員の方とのQ&Aをご紹介しました。
今回は就職活動中に複数回(時間にしたら10時間弱)!日本政策金融公庫の社員の方に質問をさせていただく機会があったので、その際のQ&Aをまとめます!
ぜひ下記のQ&Aリストを参考にして鋭い質問を飛ばして見事内定を獲得していただきたいです!
なお、社員の方の生の声といった意味ではオープンワーク(旧vorkers)もオススメです。
では早速見て行きましょう!
また、回答者もなるべく分からないように抽象化した分類になっています
より込み入った話が知りたい場合は、自分で聞いてください。
目次
日本政策金融公庫について
自分のことは自分が一番知っている。では、自身の会社について社員の方はどのように感じているのでしょうか?
- 国民はコミュ力
- 農業はゆったり
- 中小はピリピリ
でもそこまで変わらないし人による(国民生活事業)
フルバンク機能は確かに商工中金もある。しかし公庫は融資に特化しているので融資をしたい人には公庫の方が向いてる(中小企業事業)
まず、顧客の種類は法人・個人半分半分。その上で確かに顧客が被ることはあるが基本的には融資条件的に農林水産事業がコアになる。場合によっては6次産業化することがあるのでその場合は中小企業も登場する(農林水産事業)
経験として他部門に行くことはたまにある。でも大体は元の部門に戻ってくる(農林水産事業)
人数が少なく農業を営んでいる人がお客様なのでアットホームな雰囲気(農林水産事業)
予算が結構シビアなので適切な時期に融資できないことがある。個人的にはもっと政策目的を重点的に支援していった方が良いと思っている(農林水産事業)
リーマン時に民間が融資額を引き下げていく中で公庫は積極的に融資を行ったこと。前任者から引き継いだ自分が今でも感謝されるくらい大きなことだった(中小企業事業)
良いところはライフプランを会社が見守ってくれるので仕事も楽しくできる。悪いところはITをもっと活用して効率化ができるのにしないところ(中小企業事業)
メリットは専門性を高めることができるのでリスクの高い案件にも挑戦できること。デメリットは結局補完しかできないところ。何か新しいことをやる時の融資もメガバンク使ってもらわなければならないことがある。(中小企業事業)
【回答】メリットは融資のみなのでその分お客様と向き合えるし信頼してもらいメガにはしない相談もしてもらえる。デメリットは為替など別の見方ができないこと。(中小企業事業)
日本政策金融公庫の業務内容について
銀行の業務内容は複雑かつプレッシャーのかかるものですが、どのようなことを実際されているのでしょうか?
都内は若い起業家が多い一方で、地方では老舗の事業承継のニーズが多い。どちらも経営における課題への融資と言った面は変わらない(国民生活事業)
NPO法人の障がい者を対象とした事業への融資などを行ったことがあります。(国民生活事業)
セミナーとビジネスプランの講義。公庫ならではのツールを生かして戦略面からも支援をする。(国民生活事業)
【回答】支店を超えて企業と企業(旅館と草履店)をマッチングしたこと(中小企業事業)
幅が広いので中小・農林のお客で運営資金に困っている人もいる。中小は経理がいるのに対して国民生活事業に来るお客は経理すらいないので状況把握からしなければいけない(国民生活事業)
1年目での順応。公庫は1年目から責任のある仕事を任されるのでその分学生生活からの順応が大変だった(中小企業事業)
やや他よりも少ない。その理由は償還期間が他よりも長いため。(農林水産事業)
現場では扱いきれない、ややこしい案件を扱うことが多い。粉飾決算を発見したこともある(中小企業事業)
審査の1から10までを学べる。そのため効率よく仕事ができるようになりお客様の負担も軽減した(中小企業事業)
基本は個人で最初から60社くらい担当する。その上で分からないことを周りに聞くイメージ。(中小企業事業)
日本政策金融公庫のやりがいについて
銀行員はノルマばかりでお客様のためにならない商品を売らなければならずお金を稼ぐためだけの仕事だとも言われますが、実際に働いていてどのような時にやりがいを感じるのでしょうか?
色んな人と話して自分の趣味が生きて沢山話してもらえるようになったこと。そして他の人と話したことがまた別の人との会話で生きてくるなどつながりを感じたこと(国民生活事業)
公庫ならではないかもしれないが、大学の同期でメガバンクに行った人と比べると直接お客さんから感謝される機会は多いのかなって少し思う(中小企業事業)
【回答】
自分の成果が目に見えることと災害時の対応など公庫だからこそできる支援がある。(農林水産事業)具体例はこちら
スーパーマーケットの融資事業で、収支計画では儲からないが地域への貢献をしたいという社長の思いを尊重して融資を行ったら、地域の新聞に載って売り上げも70億くらい上げれるようになった。これは公庫ならではだと思う(中小企業事業)
基本的には民間との連携が念頭に置かれている。公庫は長期しかないのでメインバンクの反対を押し切ってまで何かをすることはない(中小企業事業)
平時は依頼3:営業7くらいになっている。基本はルート営業だが国のお金のため幅広く使って欲しい想いもある。そのため、紹介やアンケートを使って新規顧客を開拓していく。営業のスタイルもメガとは違って1人当たりの裁量が大きいので1回で得られる結果も比較的大きい。(中小企業事業)
日本政策金融公庫のワークライフバランスについて
ワークライフバランスが叫ばれて久しい現代の中で、激務と言われている銀行員の働きやすさはどうなってるのでしょうか?
過去の事実に基づいて目安を作るがノルマではないので民間ほど必達ではない。ただ、ノルマとはかかわりなく辞めてしまう人が一定数いるのは事実(中小企業事業)
【回答】ノルマは民業圧迫につながるのでそれほど多くはない。目安としては融資額と件数。ただこれはサボる人を防ぐためのものだと思ってもらえれば良い。(中小企業事業)
日本政策金融公庫の外部環境について
銀行業界は世界全体で大きな変化が起きている中でも、変化が激しい業界です。
間違いなく民業圧迫にならないように民間との連携を強めることが必要。実際相手側からそう捉えられることはある。公庫で全てをできたとしても抱え込まないことが大切。(中小企業事業)
農協に頼りきりなのでもう少し自立できるよう支援したい(農林水産事業)
日本政策金融公庫:その他
世の中を知るために金融。その中で裁量が大きく様々な人に会える点と営利目的ではない点に惹かれた(国民生活事業)
【回答】
- 出身が田舎で身近だったので何とかしたいと思った
- 食べるのが好きなので食を支えたい
- 現場を大切にしてface to faceでやっていきたい
(農林水産事業)
融資額と融資件数が国民生活事業と比べて多かったのが魅力だった。具体的には
中小→
融資額:7億
融資件数:月でで3~5件
国民→
融資額:7000万
融資件数:1日に3~5件(中小企業事業)
国民はほぼ個人のお客様で社数も多いため毎日稟議を書かなければいけない。一方で中小は担当制で扱う件数も月に3つくらい。社長と1対1で信頼関係を作りたい思いもあり中小企業を選択した。(中小企業事業)
まずは融資課長になりその後支店長になりたい。専門性を高めることもそうだが、視座を高くしながら働いていくことが目標。(中小企業事業)
【回答】中小企業ではゼネラリストが求められている。営業をやって審査室で勉強した後にその知識をもう一度営業として生かしたい
入庫後のビジョン→
2年目から種類も様々な複数の中小企業を任せてもらえるのでそれまでに社長と話が合うように一般論からのブラッシュアップで専門性を高める
今後のビジョン→
海外展開の支援がしたい
(中小企業事業)
良いアドバイスができるように、積極的にその人のことを知ること(中小企業事業)
長く社長を担当する場合などは特に役に立つと思う(あまりそのようなことはないが…)。数字だけでなく業界の地位や状況を知っている営業マンになるという意味では持続力と言う強みは十分に生きると思う(中小企業事業)
支店ごとの対応によるが、希望はできるし、支店長にも相談できる機会はある(中小企業事業)
3か月は研修→支店の業務課などに配属→2年目からは3年目は融資を担当→4年目は審査室で審査の目を養いスキルアップ→5年目以降は自分のやりたいキャリアを磨く。(中小企業事業)
現在は中小企業診断士の資格を取ろうと思っている。わりと社内でも取っている人は多い。(中小企業事業)
日本政策金融公庫Q&A:まとめ
いかがだったでしょうか?
決してこの質問で全てのことが分かるわけではなく、筋の良い質問・悪い質問など玉石混交だと思いますが、そこを含めてこの一覧が皆様の就職活動の一助になれば幸いです。
目指せ、日本政策金融公庫内定!!
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