- ESを書く際に注意すべきこと
- エントリーシートの具体的な書き方
ESを書こうと思ったけど、どうやって書くのが一番面接官にとって読みやすいか分からないと思うことは就活生ならば一度はあるはず。
そこでこの記事では、具体的にどうやってESを書いていけば自分の伝えたいことを伝えつつ、面接官がすぐに理解できるESを作成できるかをご紹介します。
目次
ESを書く時に気を付けるべき7つのこと
エントリーシートを書く際には注意すべきことは、面接官にとって読みやすい文章になっているかどうかだけです。
そしてエントリーシートを読みやすくするためには、以下の点に注意しないと壊滅的な文章が出来上がってしまいます。
- PREPの流れに沿っているか
- 初めて読んだ人が分かる単語か
- 数字で規模感を把握できるか
- 各エピソードについて派生したものも含めて3回深堀出来ているか
- 自分の価値観を話せるネタが準備されているか
- 誤字脱字がないか
- 音読をして最終チェック
これを見て全部わかるよって方はこれ以上見る必要はありません。
すぐに、エントリーシートを社会人の方に見てもらいましょう!
なぜESには書き方があるのか
このように思う方もいるかもしれませんが、自分らしさとはあくまで相手に迷惑をかけないことが前提にあります。
そしてESの書き方が整っていないエントリーシートは面接官にとってはめっちゃ迷惑です。
そのため、エントリーシートの書き方はフォーマットにのっとり作成する必要があるのです。
PREPの流れに沿っているか
これはエントリーシートの公式ともいえるものです。
本来、文章は「起承転結」が美しい文章になるための公式となりますが、エントリーシートの場合は少し違います。
エントリーシートの場合は、
R=Reason(理由)
E=Example(具体例)
P=Point(結論)
の流れで構成すると面接官にとって美しい文章になります。
それでは具体的に各要素を確認していきましょう。
ちなみに私の文章の構成も基本的にはPREPに則って書いています。
エントリーシートの構成1:Point
エントリーシートの場合は結論を冒頭に持ってくる必要があります。
例えば、「学生時代に力をいれたこと(ガクチカ)は何ですか」と聞かれていた場合は、
学生時代に力を入れたことは、~のアルバイトで□□を行ったことです。
と答える必要があります。
ちなみに、不正解の例としては以下のようなものがあります。
※これでは結論が1番最初に来ていないですし、結局何に力を入れたのかが分かりません。
△私はカフェのアルバイトに力を入れました。
※具体的に言っているようで何も具体的ではありません。一目で何に力を入れたのかを分かるようにする必要があります。
まずは、「一目で見て何をしたのかが具体的に分かる文章を書く」ことがポイントです。
エントリーシートの構成2:Reason
理由は意外と文字数の関係で飛ばしがちですが、ここが面接官にとっても知りたいことの1つでもあるので簡潔でいいので書いておきましょう。
「有限な時間の中でなぜそのことに取り組んだのか?」
ここには必ずあなたの価値観や就職活動の軸がはっきりと見て取ることができます。
例えば、Aということを実施した理由が以下の2パターンであった場合をそれぞれ考えてみましょう。
~パターン1~
~パターン2~
このように見てみると、理由一つとってもその人の性格が色濃く出ることが分かります。
むしろ、一番あなたらしさが分かりやすい場所ともいえるかもしれません。
そして、可能であれば自分の過去の経験と組み合わせることができると納得感のある理由になります。
エントリーシートの構成3:Example
具体例を書く際に気を付けるべきことは「5W1H」です。
自分としては理解しているとしても初めてエントリーシートを読む側としては5W1Hが欠けていると一気に背景が読み取りづらくなり理解しにくいエントリーシートになってしまいます。
例えば、カフェでのアルバイトだったとしても、
Why・・・なぜ数ある選択肢中でその取り組みをしたのか
When・・・どのくらいの期間で成果を上げたのか
Where・・・自分のカフェならではの特徴
Who・・・誰がその課題のボトルネックだったか
How・・・どうやって解決したか
のどれか一つでも書けてしまう場合はそれだけで一気に再現性が欠けてしまいます。
特に、どのくらいの期間挑戦したのかが分からない文章が多いので注意が必要です。
そのため、エントリーシートを書く際は、必ず5W1Hを箇条書きで確認して全てを取り込めているかをチェックしましょう。
エントリーシートの構成4:Point
結論を最後に持ってくる際は無理に学んだことを書く必要はありません。
むしろ取ってつけたような抽象的な学びであればない方がましです。
その代わりに、その経験を生かして現在やっていることや将来やろうと思っていることを書きましょう。
これは人事の方も推奨している方法です。
ガクチカ、みんな『学び』系で締めるのが好きみたいだがな、当たり前の学びで締めてもこれっぽっちも差別化できないぞ。それよりは、そのエピソードの第2弾告知的な感じで、「~の経験を活かし、現在は△△に挑戦しています」の方がいいと思うぞ。常に現在進行形で語ろうな。 https://t.co/hR0O7geBbu
— 採用の王@人事の本音をとことん話してやろう (@saiyoking) February 24, 2020
初めて読んだ人が分かる単語か
意外と学生は当然に使っていても社会人にとっては分かりづらい単語は多いです。
例えば、「学園祭に出店」と言えば学生にとっては模擬店で食品を販売したのだろうと想像しますが、社会人によっては学園祭で飲食を販売することがすぐに想像できない場合もあります。
本当かよ!って思うかもしれませんが、実際に私がリクメンで指摘された箇所です(笑)
そのため、自分のエントリーシートはなるべく複数の社会人の人に見てもらうようにしましょう。
セルフチェックとしては、自分のエントリーシートを単語ごとに区切って少しでも怪しい単語は言い換えを考えるなどもありますが、やはり最低でも親に聞くなどはしたほうが良いかもしれませんね。
数字で規模感を把握できるか
数字で規模感を把握できるかは、エントリーシートを書く際にも非常に重要な要素になります。
なぜなら数字が全くない情報は信頼性に欠け、面接官が重視する再現性も感じられないからです。
例えば、以下の場合を見ていきましょう。
②「私は売り上げを10万円伸ばしました!」
③「私は売り上げを前年度比30%増で10万円伸ばしました!」
どれが一番分かりやすかったでしょうか?
当然答えは③ですよね。
多くの人が陥りがちなのが、②のような変化が分からない数字の利用です。
数字を使った際はどれだけ変化したのかを分かるようにしましょう!
もし文字数が足りなければ、~%アップでも良いですが、できれば数字を出した方が良いです。
各エピソードについて派生したものも含めて3回深堀出来ているか
面接ではなんども「なぜ?」を聞かれます。
その理由は、面接官はあなたの実績ではなく理念や考え方を知りたいからです。
しかし、無意識に行っていたことを言語化するのは面接の場ではかなり難しいです、
そのため、エントリーシートを書く段階で、深堀をしておくと面接の際も矛盾のない回答ができるようになります。
それでは具体的な方法を紹介します。
エントリーシートの深堀方法
例えば「TOEICを勉強した」がテーマなら
1度目の深堀が、
- 英語で外国人と話したかった
- 自分の勉強のモチベーションのベンチマークにしたかった
であれば二回目の深堀は上記2つについての深堀になります。
すると2回目の深堀は、
英語で外国人と話したかった理由
- 知らない人と話すのが好き
- 海外旅行で現地の人と会話をしたい
とモチベーションのベンチマークにしたかった理由
- 自分は目標がないと頑張れない
- PDCAを回すのが好き
の2つになります。
そして3度目の深堀は上記4つについて行えば良いので、
(1)知らない人と話したい理由は、
- 新しいことを学ぶのが好き
- 自分に足りないことが分かる
になり、
(2)海外旅行で現地の人と話したいは、
- 自分の楽しみを最大化するために努力したい
- その努力も楽しめる
などが挙げられ、
(3)目標がないと頑張れないの理由は、
- 目標から逆算していく人間だから
- 本質的には怠けものだから
と考えられ、
(4)PDCAを回すのが好きは、
- コツコツ積み上げていくのが好き
- 結果を見える化するのが好き
などに「なぜ?」を分解できるようになります。
このように最初の始まりは「TOEICを勉強した」でしたが深堀った結果、全然違う姿が見えてきますよね。
自分の価値観を話せるネタが準備されているか
エントリーシートの最終的な目的は、自分の価値観を面接官に伝えることです。
そのため、単に自分が行ったことや動機を伝えるだけでなく、その背後にある自分の価値観も伝えられるようなネタにしましょう。
イメージとしては1つのエピソードについては1つの結論を話すというのは大前提ですが、参考文献として過去の経験をそのエピソードにつけていくって感じです。
具体的にはこんな感じです。
このように1つのガクチカの根拠となっているものが他の過去の経験だと、あなたへの理解度はどんどん進みます。
そうするとガクチカしかエントリーシートにエピソードを書けなくても、ガクチカを軸にしてエピソードが広がっていきます。
ES全体で誤字脱字がないか
エントリーシートに誤字脱字がないかは、ポイントと言うより前提です。
なぜならエントリーシートに誤字があると、それだけで社会人として重要な場面でミスをしてしまうのではないかと連想してしまうからです。
実際、エントリーシートの通過基準が「目立った誤字がないか」にしている企業もあると聞いています。
※誤字については氏名などの個人情報欄で多く見られるらしいので、最初から気を付けるようにしましょう。
具体的には、ESに誤字脱字がないかを調べる際には以下の2点が活用できます。
他人に見てらう
当然、リクルーターやOB訪問で出会った社会人、友人や家族などに見てもらうのが一番手っ取り早いです。
ただし、もちろん人によって見逃してしまう場面もあると思うので複数の人に見てもらうと安心です。
私の場合は、リクルーターの方と会うときは必ず自己紹介シートとして志望動機とガクチカが書かれているものをお渡ししていました。
これだと直接添削を依頼しなくても気になった点を教えてくれることがあるので便利です。
Wordの文章校正を使う
人間では気付かないようなミスをチェックする方法としてwordがあります。
おそらく皆さんもエントリーシートを書く際はWordを使っていると思います。
そしてWordには文章校正ツールがあり、間違っている文章を正しい文章に変えることができるのです。
全てのミスを発見することはできませんが、すぐにできるので毎回エントリーシート作成後は試してみてくださいね!
音読をして最終チェック
最後はエントリーシートを実際に口に出してみましょう。
目で読んでいるだけだと意外と自分の寒い表現などに気づきませんが、読んでみると恥ずかしくなる言葉遣いをしていることにきづくことがあります。
特に、深夜に作ったエントリーシートなどはかなりポエムになっていることもあります。
文字数が多いと面倒で黙読だけでやめてしまいがちですが、エントリーシートの精度を高める最もコスパの良い方方法は音読をすることです。
エントリーシートの書き方:まとめ
それでは今回のテーマの「エントリーシートの書き方」をまとめましょう!
- 結論ファースト
- 数字は前後での変化が分かるように
- 誤字脱字・分かりやすい単語に気を付ける
自己分析をしてみたことがある人は分かると思いますが、自己分析はかなり面倒です。
そして自己分析をし終わってできることとやりたいことが見つかったとしても、次の企業選びもまた面倒です。
OfferBoxを使えばこの自己分析と企業選びを一気に進めることができます。
まずは、一度考えてみてください。
そして今思いつかなければすぐにOfferBoxに登録しましょう。
OfferBoxは早くから登録してかないと損ですし、私自身もOfferBoxから内定を獲得したのでその効果は自信を持って保証します。