【内定者の本音】就活で期待する親の役割とは?

就活 親の役割 就職


就活生が親に何を求めているのか、就活生の生の声を知ってほしい!
大隈重信
わしも就活サイトみたいな大人が作った記事じゃなくて就活生本人の声を聴きたいのお…
大丈夫だよ!この記事では就活を終えたばかりの現役の早大生が書いているんだ!これを見れば「就活の親の役割」も問題なし!
今日はこんな疑問に答えていきます。
この記事で分かること
  • 就活生の生の声
  • 具体的な親の役割
なぜか就活生の親の役割を説明する記事は上から下まで就活の企業サイト。まさかの2ページまで就活サイト。

これ、例えて言ったら、「子供のあやし方」について調べたら、子育てを20年前に終えた教育評論家が「これぞ絶対!」というハウツーを並べているのと一緒です。

それは本当に実態に合ったものですか?っていう。
 
そこで先日、Twitterで「親に求めること」をテーマに就活生から実際にアンケートを取りました。

今回はその結果も踏まえながら、就活直後の早大生本当に就活生が親に求めていることは何なのか?を考えてきます。



 

就活中に親にされたくないこと

就活中に親にされたくないこと
就活中の親の役割を確認する前に、親が注意すべきことを見ていきましょう。

言ってしまえば、以下のことに注意しながら間接的にサポートしていくことが就活生の親の役割とも言えます。

  • 溜息
  • 押し付けてくる
  • 就活への理解がない
  • 噂を伝えてくる
  • 家族で遠出

家族で遠出については、就活生が全く気にしないこともあるので一概には言えません。
事実私は全く気にしませんでしたが、友人は結構悲しそうでした。

他のことは大体どんな就活生にも当てはまるものだと思います。

当然のことのように見えて多くの親はどこかでこの境界線を越えてしまっています。

就活生を持つ親が気を付けるべき点については後日公開します。

就活生の親向け就活用語

下記の言葉は就活生にとっては常識の言葉になります。

もちろん、ご両親が就活用語を必ずしも知っている必要はありませんが、知っているに越したことはないと思うので一応載せておきます。

就活中の親の役割とは

就活中の親の役割とは
「役割」というと上から目線で横柄ですが、単純に以下のことをしていただけるだけで就活生は泣いて喜びます。

  • 暖かい家を作る
  • 客観的な意見を提供
  • 無言の全肯定
  • 社会情勢について伝える
  • 社会人マナーを伝える

就活生を持つ親の役割というと大げさですが、こういった些細なことが就活生にとってもありがたいことなのです。

実際に私個人としては就活でクタクタになって家に帰った時の、「温かいお風呂」と「お味噌汁」の感動は忘れられません。

就活中の親の役割1:暖かい家を作る

就活中の親の役割1:暖かい家を作る
何だかんだ一番ありがたいのは、就活から帰ってきたときに家が暖かいことですね。

私が行った就活生へのアンケートでも堂々の1位を飾っていました!

最悪、物理的に暖かいだけでも就活生にとっては物凄く助かります。

実際に就活が解禁されて合同説明会がピークだった2019年3月9日の最低気温は2.3度でした。

それなのに就活生はせいぜいユニクロの極暖を中に着るぐらいじゃあ普通に凍え死んじゃうよ!

具体的には両親にこんなことをしてもらった時が嬉しかったですね。

  • ホカホカの白米
  • 熱々のお味噌汁
  • ポカポカのお風呂
  • お帰りなさいの一言
  • ESを書いている時の温かいお茶

こうやって書いてると新婚さんみたいですけど、親から積極的な関与がないので就活生も心からその好意を受け取ることができます。

第一志望の面接から帰ってきたときにこいつがお風呂場に置いてあった時は素直に感動しました。↓

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就活中の親の役割2:客観的な意見を提供

就活中の親の役割2:客観的な意見を提供
親からの客観的なアドバイスも就活生には非常に役立ちます。

具体的には、こんなことをアドバイスしてあげると良いと思います。

  • 強み、弱み
  • 好きなこと、嫌いなこと
  • ESの確認
  • 社会人に必要なこと

特に親から見た「強み」や「好きなこと」は就活生にとってはかなりありがたいアドバイスになります。

というのも、就職活動においては

  • 自己分析
  • 就職活動の軸

が最重要ポイントとなるのですが、これらは言い換えると「強み」、「好きなこと」になるからです。

私自身も「自分の好きなこと」については、親の方がむしろ知っているなんてこともあったりして面白かったです(笑)

この点については就活生向けの記事になっていますがもう少し詳しく自己分析などについて解説しているのでお時間のある時に簡単にでも良いので確認しておいてもらえると嬉しいです。

自己分析はいつから始める?始める時期と考え方を徹底解説!!

2019年7月9日

強みや好きなこと

就活生の役に立ちたい親の場合は、間接的に就活生の強みや好きなことなどを伝えるようにしましょう。

就活生は気が立っているので直接的な親の優しさも時にうっとうしく思ってしまいます。あと、普通にいきなり強みを言うのって変ですよね(笑)

そのためこんな言い方を1例として挙げておきます。

【NG】
あんた(就活生)って粘り強いところが強みよね。
→突然でびっくり。むしろウザい。
【良い例】
あんた(就活生)って三蔵法師みたいね。昨日、Youtubeで久々に西遊記見たんだけど、なんかふとそう思ったんだよね~。
→びっくりはするけど、悪い気はしない。

誰だって自分の知ってる人に似ていると言われれば誰だって悪い気はしません。

そこで一言だけ理由を伝えてあげれば就活生にとっても気づきになりますし、親にとっても会話の糸口になります。

ちなみに、就活生と似ている人物を挙げるなら、偉人の方が良いかもしれません。

というのも、私の場合は「竹内涼真」に似ていると親に言われますが、外見から言って全く似てないので正直これはちょっと嫌です(笑)

そこで合わせてこちらの「偉人を就活生に当てはめる方法」もご覧ください。

面接で「尊敬する歴史上の人物」や「あなたを歴史上の人物に例えたら」を聞かれた場合の答え方

2020年2月11日

ESの確認

これは親にやってもらえると凄い助かります。

ただ、親から積極的に関わって来られてもウザいだけなので、就活生から頼まれた時だけにしましょう(笑)

また、添削をお願いされた時もまずは以下のような基本的な事項だけを確認するようにした方が良いかもしれません。

  • 社会人が注目する点
  • 社会人としての言葉遣い
  • 文と文のつなぎが適切な流れか

その上で、就活生がお願いしてきたらESの内容について深堀してあげると良いでしょう。

自分の場合は、1を頼んだつもりなのに10返ってくると嬉しい気持ち以上に重い気持ちが先立ってしまうことがあります…

まあ、これは就活生の性格次第なので、お子さんが全ての欠点を一度に受け止められるような方であれば深い内容まで突っ込んで問題ありません。

父親が自信を持って作り上げたESが全部落ちたという話も新聞になっていたのであくまで、社会人から見てそのESがどう見えるかや単純な言葉使いのチェックで終わらせておいた方が良いとは思います。もし全落ちしたら

社会人で必要なこと

ぶっちゃけ就活生にとっては、社会人になるために何をしておけばいいのかすら分かりません。

  • 資格は役に立つのか
  • 日経新聞は読むべきなのか
  • OB訪問に菓子折りはいるのか
  • そもそも一般教養とは何なのか
  • 読んでおくべき本

これ以外にも知らないことは沢山あります。

日常会話の中でこんな話題も少しだけ出してあげても良いかもしれません。

就活中の親の役割3:無言の全肯定

就活中の親の役割3:無言の全肯定
無言の全肯定というと意味がぼやけますが、要するに否定する言葉を言わないと言うことです。

就活生は就活期間中は毎日否定されます。

  • 選考
  • 圧迫面接
  • インターン
  • 学歴フィルター
極悪面接官
君何にもなくてつまらないね!うちには要らないわ~

そして、自分自身も自分の力不足に気づいて否定的になります。

そんな時こそ、親くらいには否定されないでいられるとそれだけで嬉しいものなのです。

就活生を小さなことでも「否定しない」ことが親のできる役割と言えます。

就活中の親の役割4:社会情勢について

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就活生にとって社会情勢を聞けるのは非常に大きなことです。

もちろん、新聞なのでも情報は取れますが、どうしても情報の範囲は限られてしまいます。

自分は親からこんなことを聞けたらよかったなと思っています。

  • 企業について
  • 業界について
  • 職種について
  • 世界のブームについて

テレビを一緒に見ていたりして、ちらっとこういう話題が放送されていた時にご両親の意見を一言付けてみるってだけでも全然良いと思います!

企業や業界について

企業についてはどんな些細なことでも就活生にとっては役に立ちます。

正直就活生にとってはどの企業も似たように見るので、むしろ社会人にとっては雑談のようなことが判断材料になったりします。

例えば、

  • 取引先の人の特徴
  • 嫌いだった社員
  • よく取引をする会社
  • 社員の出身大学
  • 海外出張先だとこの会社が多い
  • 主婦の間で人気がある企業

などなど挙げたらきりがありません。

こんな些細なことでも差別化に繋がりますし、企業を本格的に知るきっかけにもなります。

業界の将来性については以下の本が就活生時代には参考になったのですが、社会人からみたらどうなんでしょうか?

職種について

就職活動では、具体的な仕事内容への理解も求められます。

最近では総合職であっても興味のある職種や事業はなんですか?と聞かれることも多いので準備を整えておく必要があります。

その際に親から詳しい仕事内容を聞けるとどんな仕事に自分が興味を持てそうかも分かってきます。

実際に私も職種別採用での内定が決まりましたが、職種別採用の実態やデメリットなどはもう少し親に聞いておきたかったと思っています。

就活中の親の役割4:社会人マナーを教える

就活中の親の役割4:社会人マナーを教える
社会人マナーも就活生にとっては頭を悩ませていることの一つです。

ネットを見ても言っていることが違ったり、どこまで徹底すればいいのか分からないことも多いです。

私も就活を通して、

  • ネクタイの結び方
  • スーツの着方
  • 靴の種類や磨き方
  • 挨拶の仕方
  • メールの送り方
  • キャンセルの仕方
  • 上座下座

など多くのことを学びました。

こういったことは社会人の皆さんには当然のことかと思いますが意外と就活生には難しいものです。

何気ない日常の会話でこういったことを間接的に伝えてあげられると就活生にとってもありがたい話になります。

キャンセルの仕方

インターンシップのキャンセルや内定時代の方法については正直特にカオスな状況です(笑)

電話が良いのか、メールでも良いのか、内定辞退であれば直接企業にまで行かないといけないのか。

本当にどれが正しいのか分かりません。実際この記事を書いている今でも本当の正解は何だったのだろうかと思います笑

実際その不安を象徴するようにこんなものまで売り出されています。

ご存じかもしれませんがこの内容もまた賛否両論あって一部では炎上しています。

このような情報の渦に飲まれないようにするためにも、ご両親の役割は大事になります。

就活生と親の役割:まとめ

それでは今回のテーマの「就活中の親の役割」をまとめましょう!

  • 押しつけをしない
  • 意見は間接的に
  • 就活生は大変だということをまず理解
大隈重信
過干渉はしないで陰から支えてあげるのが親の役割なんじゃな~