- 入社1年目の教科書はゴミ本か
- 入社1年目の教科書以外にお勧めする本
先日『入社一年目の教科書』についての書評を書きました。
そこでSNSで感想を見ているとチラホラ「入社一年目の教科書はゴミ本だ」という意見が目に入りました。
人事課から送られたというゴミがメルカリでリサイクルされている。エコい pic.twitter.com/WWrEBdQWQn
— tanako (@_tanakoo) July 3, 2018
そこで今回は、果たして入社一年目の教科書はゴミ本なのか?について記事を書いていきます。
※ちなみに、私の『入社一年目の教科書』に対する意識は「ゴミ本と言われる理由は分からなくはないけど、全体的には肯定的」です。
目次
入社一年目の教科書をゴミ本とする声
人事課からゴミ送られてきた pic.twitter.com/8VRN74fHa3
— くまかす (@J_Bearz) July 3, 2018
こんな感じで入社一年目の教科書には批判も多いのですが、その理由は大きく2つに分けることができます。
- 時代の流れとの乖離
- 表現の仕方が極端
ちなみに、批判の多くは写真にあるように宴会芸についてなのですが、それも含めて以下で解説しています。
時代に追いつかなくなった
こちらのツイートがおっしゃるように、多少「入社一年目の教科書」は時代との乖離が見られます。
「入社1年目の教科書」を久々に読みました。2012年にでた本ですが、
・連絡はメールと電話両方
・新聞は紙で2紙よむ
・宴会芸は死ぬ気でやる7年間で社会がアップデートされ、薦めづらい内容になりました。
— OMIKI@TOEIC990 (@OMIKIDRINKERS) June 30, 2019
特にブラック企業が絶対悪になった現代では、「宴会は死ぬ気でやれ」などは受け入れられませんよね。
新聞も今では無数のニュースアプリが広がっていますし、電話も相手の時間を奪うとして嫌われている傾向があります。
表現の仕方が極端
先ほどのツイートからも見て取れるように表現自体は多少極端な所があります。
というのもおそらく、新入社員に当たり障りないように言っても伝わらないからでしょう。
多少極端にしたほうが社会人のイメージも付きやすいですし、そういった意図も多少はあったのだと思います。
入社一年目の教科書の著者からの反応
入社一年目の教科書についてどのような意図で書いたのかは、改めてインタビュー記事で著者が語っています。
詳しくは、下記記事の参考URLから見て欲しいのですが、ここでは一番メジャーな点の宴会芸についての部分を抜粋してご紹介します。
(でもさすがに「宴会芸は死ぬ気でやれ」というのは、今の時代では古くないですか?)に対する応答として
これもメタファなんです。あくまで信頼を得るためのひとつの手段として挙げたまでです。
宴会芸とは、言ってみれば「みんなを喜ばせるための努力」です。たとえば結婚式で新郎新婦のために何かやってあげるというのも同じです。
軽視されがちなことにも本気で取り組むことで、信頼につながります。もしイヤなら、やらなくていいんです。ただその場合でも、ほかの形で努力をすると信頼につながると思います。
参考:“宴会芸は死ぬ気でやれ”って古くない?『入社1年目の教科書』著者の社長にツッコんだ(新R25)
このような形で、著者が批判についてどのように思っているかは全て書かれているので、入社一年目の教科書を買うかどうか迷っている人は試しに見てみてください。
入社一年目の教科書に肯定的な声
先に批判的なコメントを紹介しましたが、もちろん肯定的なコメントも多数あります。
むしろ、SNSで見てみても「入社一年目の教科書はゴミだ」という声よりも、それなりに評価している声の方が多い気がしました。
それでは具体的に読者の声を見ていきましょう。
大部分には肯定的
入社1年目の教科書私も渡されたので持ってるけど、普通に良い事もちょいちょい書いてあるので例の宴会芸云々のとことか納得いかないとこはサラッと読み飛ばして自分で「なるほど」と思ったとこだけ参考にする分にはそこまでゴミ本とは思わんかったな
— あと13日 (@jikasei430) July 4, 2018
入社1年目の教科書、めちゃくちゃ古い本だし他の箇所には良いことたくさん書いてあるのに、ゴミ呼ばわりして叩くのどうかと思う。どんな本も、100%賛同する必要はないのに。
— さとる@ 🇸🇬←🇺🇸←🇯🇵 (@satorish13) July 3, 2018
このような形で宴会の部分などを除いて多くの個所では参考になる部分があったようです。
入社一年目の教科書の構成について
間違えた、入社1年目の教科書か。まとめるとツイ主にとってはゴミだったかもしれんが、私にとってはとても有意義な本だったという話。色々目次流し読みして一番ピンときた本だったですしお寿司
— 永咲梅子 (@N_0305) July 4, 2018
岩瀬大輔の「入社1年目の教科書」はわたしも読んだけど、少なくともゴミではない。書いてる内容はどれも大事なことだと思ったし、
これ系の読書で重要なのは「書いてあること(模範的行動)に対して自分はどこまで実践できるのか」
つまり心技体のメルクマールとして活用すべき— えんま (@enma) July 3, 2018
このような形で本の構成自体は目次からでも想像しやすく、特に心構えと言う観点では参考になるという意見が多数ありました。
入社一年目の教科書についてのその他の声
他にもこのような声がありました。
入社1年目の教科書がゴミと言われているが、個人的にはためになったけどな。50%でいいからとにかく早くやって方向性の確認とフィードバックをもらうとか、その他当たり前の事が結構書かれてるけど、実際できるかと言われるとできてない人の多い気がする。
— ひのき~金融マン (@nowork_life) July 5, 2018
私もこの方の意見に賛成です。
当たり前と言えば当たり前のことが書かれていますが、それをしっかりこなすことの重要性をこの本は教えてくれる気がします。
入社一年目の教科書以外におすすめの本
とは言っても、時間は有限だしゴミ本って言われてる本は読みたくないな。
このように思われている方のために、入社一年目の教科書と伝えたい趣旨が似ていてもっとオススメな本を紹介します。
夢をかなえるゾウ
夢をかなえるゾウは、ガネーシャというゾウがさえないサラリーマンに叱咤激励して夢を実現させる手助けをしていくという内容の小説です。
たしかに、自己啓発本には含まれますが、その範疇を完全に超えた小説しての面白さと内容の濃さがあります。
色々本は読んでいるけど結局何も身につかない。
そんな人に読んで欲しい1冊です。
LIFE SHIFT
これは自己啓発というよりも、もっと大局的なキャリアを考えることができる本です。
100年時代にやAIの到来で人間の働き方はこれからもどんどん変化していきます。
そこで今までの概念にとらわれないキャリアの見つけ方を多くの具体的な事例を基に解説。
自分自身のキャリアについて一度でも疑問を持った方必見です。
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入社一年目の教科書はゴミ本か:まとめ
それでは今回のテーマの「入社一年目の教科書はゴミ本なのか!」をまとめましょう!
- ゴミ本ではない
- 自分に必要な部分だけを抽出
- 抽象化することが必要
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