今日はこんな疑問に答えていきます。
- 法曹を選ばない理由の例
おそらくこの記事をご覧になられている皆さんも、聞かれたことがある、もしくは聞かれたら困ってしまうとお思いになられていることと思います。
そこで今回は
- 法学部である私が一般企業に就職した理由
- 一般的に法律家として働くこと
の2点について考えてみたいと思います!!
あわせてこちらも読むと完璧です。
目次
私の法律への知識
まずは私の法律への知識を知ってもって、より具体的なイメージを持ってもらえればと思います。
- GPAは2.4くらい
- 宅建の資格は3年生時に取得
- 大学では部活ではなくサークルに所属のため勉強時間は十分にあり
- ゼミはゆるゆるなのでほとんど行かず
こんな感じですので、いわゆる普通の法学部生をイメージしていただければいいと思います!
ちなみに、宅建は就職活動真っ最中の3年生10月に取得しました。
その際の経験は宅建とFP3級は1年で取れる!!宅建・FP3級両方取得した経験を語る!でまとめています。
私が一般企業に就職した理由
では、なぜ私は民間就職を選んだのでしょうか?
理由は3つあります。
1つ目は法律家という職業が今後も存在しているのか不安だったということです。
これについては後程詳しく書きますが、私としてはこの不安を持ちながら厳しい試験勉強をする気持ちにはなれませんでした。
そして2つ目に、これが一番単純で最も大きな理由ですが、
私は法律を仕事にするほど好きでは無かったという事です。
それだけ?と思われるかもしれませんがやはり好きではないものに大学生活をかけて勉強してそしてそれを仕事にしていくことはかなり難しいです。
最後に3つ目は、法律家の仕事内容が私のやりたいこととはマッチしないと感じたからです。
具体的には、2点ほど合わないと感じていました。
- 法律家が利益の向上というよりリスクの回避が目的
- 法律家は基本的には企業の外部の人間
私としてはたとえコストカットのような直接利益を向上させるものでなくても何らかの形で目に見えて数字を変えていきたいと思いました。
また、一つの会社に内部から変えていくのではなく外から自分のできる範囲内で仕事を行っていくというスタイルが自分には合わないと感じました。
これらが私が法曹ではなく民間就職を目指した理由となります。
民間就職を目指すその他の理由
上記は私の個人的な理由を書きましたが、他にはどんな理由があるのでしょうか。ぜひ以下の中から皆さんにも合う理由を探してもらえればと思います。
- スーツをパリッと着るのが性に合わない
- 文字一つに気を取られるのが嫌だ
- 凶悪犯でも助けなければいけないのはきつい
- 成功しないと給与はそこまで高くならない
本当に弁護士の仕事はなくなるのか?
私が法律家を目指さなかった理由に「法律家の仕事はなくなるかもしれない」ことを挙げましたが実際にはどうなのでしょうか。
ここでは、日経新聞と『10年後の仕事図鑑』(落合陽一・堀江貴文 SBクリエイティブ)から考察してみましょう。
まずは、『10年後の仕事図鑑』から見てみましょう。ここでは、弁護士について以下のように述べています。
弁護士の仕事は過去のデータに基づいて判断することが多い。判例に解説の付く日本風司法であは、タスク自体は案外単純だ。(中略)つまり、給与が高く、AIに代替される職業の代表格ともいえる。
このように、バッサリと弁護士の将来はAIに代替されると言い切っています。
加えて、一時間ほどで作った裁判の判決を下すコードに判例の理由を学習させると、過去の判例に対しての正答率が8割超だったとも指摘しており、法律家の将来が決して安泰でないのは明確でしょう。
次に、日経新聞の方でも法律家の将来に関連した記事が出ていたので見てみましょう。
今回ご紹介するのは、7月7日の日本経済新聞「民事紛争 ネットで解決」です。
この記事の趣旨は、政府が主導して離婚や交通事故といった民事紛争をインターネット上で解決できるAIを利用したサービスを作ろうとしている。実際欧米では離婚の手続きが導入以前と比べて半分の期間で済むようになった、というものでした。
もちろん、これで弁護士の仕事がなくなるとは言えませんが、AIの進歩がもっと進めば弁護士の仕事が減っていくことは間違いないと考えられるでしょう。
法曹にならない理由:まとめ
それでは今回の「放送にならない理由を聞かれた場合」のまとめをしていきましょう!
- 理由はたくさんある
- 弁護士の将来も安泰ではない
- もっと未来のある仕事がある
文系の最難関資格である法律家の将来すら危ぶまれている現代ですが、是非チャンスと捉えて成長できそうな民間企業に就職できると良いですね!