- 得点別の偏差値一覧
- 就活で使えるTOEICの点数
- 大学の偏差値と比較
そこで本記事では2020年のTOEICスコアをもとに各点数の偏差値を計算しました。
目標設定や、履歴書に書くかどうかなどの判断基準の1つとしてご利用ください。
目次
TOEICの得点別偏差値一覧
TOEICは実施回によって点数の誤差が出にくいことで有名です。
そのため、この偏差値表もある程度の信頼性・安定性があると思われます。
偏差値の算出方法
偏差値の算出方法はTOEICであろうが学校のテストであろうが何でも同じです。
今回のTOEIC点数別偏差値一覧は最新の2020年1月のTOEIC公開テストの結果に基づいて計算していますが、正直TOEICの結果が出るたびに更新するのは無理です(笑)
そのため、明らかに平均点が違っている場合は、自分で下記の計算式に則ってTOEICの偏差値を計算してもらえると助かります。
(自分の得点-平均点)÷標準偏差×10+50
【例】
TOEICの点数が860点、平均点が581.2点、標準偏差が173.6の場合
(860-581.2)/173.6×10+50≒66
このようになります。
TOEICの点数別偏差値一覧
それではさっそくTOEICの点数を偏差値に換算してみましょう。
念のため、見方を説明すると左側があなたのTOEICの点数で右側がそれに対応する偏差値になっています。
そのため、例えばあなたのTOEICの点数が320点の場合、TOEICの偏差値は35.0となります。
得点 | 偏差値 |
310 | 34.4 |
320 | 35.0 |
330 | 35.5 |
340 | 36.1 |
350 | 36.7 |
360 | 37.3 |
370 | 37.8 |
380 | 38.4 |
390 | 39.0 |
400 | 39.6 |
410 | 40.1 |
420 | 40.7 |
430 | 41.3 |
440 | 41.9 |
450 | 42.4 |
460 | 43.0 |
470 | 43.6 |
480 | 44.2 |
490 | 44.7 |
500 | 45.3 |
510 | 45.9 |
520 | 46.5 |
530 | 47.1 |
540 | 47.6 |
550 | 48.2 |
560 | 48.8 |
570 | 49.4 |
580 | 49.9 |
590 | 50.5 |
600 | 51.1 |
610 | 51.7 |
620 | 52.2 |
630 | 52.8 |
640 | 53.4 |
650 | 54.0 |
660 | 54.5 |
670 | 55.1 |
680 | 55.7 |
690 | 56.3 |
700 | 56.8 |
710 | 57.4 |
720 | 58.0 |
730 | 58.6 |
740 | 59.1 |
750 | 59.7 |
760 | 60.3 |
770 | 60.9 |
780 | 61.5 |
790 | 62.0 |
800 | 62.6 |
810 | 63.2 |
820 | 63.8 |
830 | 64.3 |
840 | 64.9 |
850 | 65.5 |
860 | 66.1 |
870 | 66.6 |
880 | 67.2 |
890 | 67.8 |
900 | 68.4 |
910 | 68.9 |
920 | 69.5 |
930 | 70.1 |
940 | 70.7 |
950 | 71.2 |
960 | 71.8 |
970 | 72.4 |
980 | 73.0 |
990 | 73.5 |
TOEICの点数別偏差値はこのようになっています。 念のため、偏差値のポイントだけまとめておくと、
- 偏差値55・・・670点
- 偏差値60・・・760点
- 偏差値65・・・850点
- 偏差値70・・・930点
となっています。
TOEICの目標点数の際などはこの点数を一応の参考にしましょう。
就活ではTOEICのスコアは730点あればとりあえず大丈夫と言われますが、社会人を除けばピッタリ偏差値60くらいに乗りそうなので、意外と納得感はあります。
ちなみに、私自身はTOEIC860点で就活を乗り切りました。
その際の体験談はこちらから確認できます。
TOEICの点数の目安
TOEICの公式サイトでもそれぞれの点数についてかなりざっくりではありますが、長所と弱点が載っています。
ここでは、一番のボリュームゾーンであるリスニングセクション「370~275」とリーディングセクション「420~325」の長所を転記しておきます。
【リスニング370~275点の長所】
一般的に以下の長所が認められます。
- 短い会話において、特に語彙が難しくないときは、話の主旨、目的、基本的な文脈が推測できることもある。
- 長い聴解文において、情報の繰り返しや言い換えがあるときは、話の主旨、目的、基本的な文脈が理解できる。
- 短い会話において、簡単な、または中級レベルの語彙が使用されるときは、話の詳細が理解できる。
- 長い聴解文において、情報が繰り返され、解答に必要な情報が話の最初か最後に提示されるときは、話の詳細が理解できる。情報が少し言い換えられていても、詳細が理解できる。
【リーディング420~325点の長所】
一般的に以下の長所が認められます。
- 文章の主旨や目的が推測できる。詳細が推測できる。
- 意味を読み取ることができる。言い換えがあっても、事実に基づく情報が理解できる。
- 文章に使用されている語彙や文法が難しいときでも、文章の限られた範囲内では情報を関連付けることができる。
- 中級レベルの語彙が理解できる。文脈中の難しい語彙、よく使用される単語の例外的な意味、慣用句的な使い方が理解できることもある。
- 規則に基づいた文法構造が理解できる。また、難しく、複雑で、あまり使用されない文法的な構造が理解できる。
参考:TOEIC公式HP
もちろん偏差値も指標にして欲しいですが、TOEICが示す長所をしっかりと自分が満たせているかも確認しておくと良いでしょう。
就活で使えるTOEICの点数
それでは実際に就活でESや履歴書に書けるTOEICは何点になるのでしょうか?
正直なところ、TOEICの適正な点数についてオンリーワンの答えはありません。
ここでは
- 企業が最低限学生に求める点数
- 企業のTOEICの足切りの点数
の2つから考察してみます。
就活生に求められる点数
まずは、企業が就活生に最低限どの程度のTOEICの点数を求めているかを確認しましょう。
TOEICの最低限の点数にはこの指標で一発で分かります。
ここで示されているように、新卒採用では545点がボーダーであることが分かります。
まずはこれを超すことが最低限です。
ただ、正直な感想として、TOEICで545点は低いです(笑)
そこで役立つのが、先ほど挙げた偏差値一覧です。
偏差値から自分で目安を作る
履歴書に書くTOEICの最低限中の最低限は545点だとして、目標はどの程度がちょうど良いのでしょうか?
そこで、偏差値の概念についておさらいをしてみます。
基本的に、偏差値は
- 50が普通
- 60が優秀
- 65でかなり優秀
- 70で超優秀
となっています。
そのため、60以上を目安としながら、自分の現状と決めればいいと思います。
ちなみに、自分の現状とは出身大学や留学経験の有無などを指します。
例えば、Fラン大学で留学経験もなければ偏差値55でも面接官としては十分納得できる点数だと思います。
一方で、早稲田大学で短期留学経験もある学生が偏差値55に該当する670点を取っていたらどうでしょうか?
もちろん、670点自体はそれなりに高い点数なので問題ないとも言えますが、少し物足りなくなってしまうのも現実です。
そのため、ここで言いたいのは、誰にでも当てはまる最適なTOEICの点数はないということです。
TOEICの足切りの点数
企業によってはTOEICの点数によって足切りをしている場合があります。
言い換えれば、TOEICの点数が一定以上を上回っていない場合、選考すら受ける資格がないことがあるのです。
ここに何社かTOEICの点数で足切りをしている企業をサウスピークさんのHPから一部を紹介しておきます。
- 日本IBM 600点 入社時
- ユニリーバ 720点
- 日産 730点 新卒採用
- アビームコンサルティング 730点
- 楽天 800点 入社時
ここでは一部を抜粋しましたが、全体としては730を一つの区切りと見る企業が多そうです。
730点は偏差値ではギリギリ60に届かないくらいなので妥当ですね。
大学の偏差値とTOEICの偏差値を比較
ぶっちゃけ、大学の偏差値ランキングとの比較はまじで意味がないです笑
テストの方式も受けている受験層も違うので全く比較になりません。
なので、一応ざっくり説明はしますがここからは箸休め程度に見てもらえると嬉しいです。
※面白いけどあまり意味がないので、大学別に偏差値もざっくりまとめました。
国立と私学を偏差値で比較するのはさすがに意味が分からなくなるのでそれはやめました。
関東の私学
こちらが関東の私学の偏差値一覧です。
大学群 | 偏差値 | 分布 |
---|---|---|
早慶上智 | 偏差値67 | 全大学生の上位6.28% |
GMARCH | 偏差値62 | 全大学生の上位20% |
成成明学獨國武 | 偏差値55 | 全大学生の上位34% |
日東駒専 | 偏差値51 | 全大学生の上位46% |
大東亜帝国 | 偏差値46 | 全大学生の上位65% |
関西の私学
こちらが関西の私学の偏差値一覧になります。
大学群 | 偏差値 | 分布 |
---|---|---|
関関同立 | 偏差値62 | 全大学生の上位20% |
産近甲龍 | 偏差値50 | 全大学生の上位50% |
摂神追桃 | 偏差値44 | 全大学生の上位73% |
関西は学校の例が少なくて申し訳ないのですが、例えば自分の大学が産近甲龍にあるとしたらワンランク上の大学は関関同立になりますね。
関関同立の偏差値62はTOEICでいうと790点になります。
そのため、TOEIC界の関関同立を目指すのであれば790点を目標とすれば良いのです。
ちなみに、今回の表はCLABELさんのHPを参考に作成させていただきました。
大学別TOEICの平均スコア
続いては、巷で流れていた大学別の平均スコアをご紹介します。
ただ、このデーターは、
- 発信元が不明
- 情報が更新されていない
- 体感でも正直違う気がする
など信ぴょう性がかなり怪しいです。
そのため、既にご紹介した大学別の偏差値一覧よりもいっそう役に立たない情報であることを念頭に置いてください(笑)
大学名 | TOEICのスコア |
---|---|
上智大学国際教養学部(※全体平均は732点) | 938点 |
国際教養大学(全体平均) | 920点 |
東京外国語大学外国語学部英語学科(※全体平均は719点) | 877点 |
国際基督教大学(全体平均) | 874点 |
上智大学外国語学部英語学科(※全体平均は732点) | 865点 |
一橋大学大学院法学研究科(※学部の平均は619点) | 823点 |
東京大学大学院生(文系)(※学部の平均は688点) | 800点 |
同志社女子大学国際教養学科(3年次) | 783点 |
早稲田大学国際教養学部 | 770点 |
神戸市外国語大学外国語学部英語学科 | 762点 |
東京大学(文科三類)(※全体平均は688点) | 752点 |
慶應義塾大学SFC | 750点 |
上智大学(全体平均) | 732点 |
広島大学教育学部(英語科) | 725点 |
東京外国語大学(※英語学科平均は877点) | 719点 |
東京大学大学院生(理系)(※学部の平均は688点) | 703点 |
青山学院大学 | 689点 |
東京大学(学部) | 688点 |
関西外国語大学外国語学部英語学科 | 667点 |
日本外国語専門学校 | 650点 |
広島大学医学部 | 649点 |
神戸大学 | 648点 |
同志社大学 | 641点 |
東京工業大学 | 640点 |
千葉大学医学部 | 636点 |
獨協大学外国語学部英語学科 | 634点 |
立教大学 | 630点 |
大阪女学院大学 | 630点 |
宮崎国際大学(4年次) | 628点 |
京都大学 | 628点 |
高校の英語教員のTOEIC平均スコア | 620点 |
一橋大学(※大学院法学研究科の平均は823点) | 619点 |
中央大学 | 617点 |
明治大学 | 615点 |
千葉大学薬学部 | 599点 |
立命館大学 | 594点 |
神奈川県立外語短期大学 | 580点 |
宮崎国際大学(3年次) | 570点 |
中学校の英語教員のTOEIC平均スコア | 560点 |
いや、中学校の英語教員のTOEIC平均スコアが560点なんてことはあるのか…と疑問に思うばかりですが、まあこんな数字も軽く参考にしても良いかもしれませんね!
TOEICの勉強にオススメの参考書
TOEICの目標偏差値を決めたら次は実際に勉強しないといけませんよね。
そしてTOEICの勉強をするならまずは単語の勉強から始めましょう。
私自身もTOEIC660点で停滞していたのに、単語を徹底的に覚えなおしたら860点までスコアが伸びました。
そして単語を覚えるならこれ一択です。
正直これ以外をやる意味が分からないです。
私の友人も(早稲田もその他の大学も含めて)全員これを使って点数をあげていました。
逆に意地を張って、受験時代に使っていた単語帳を使っていた人の点数は伸び悩んでいましたね。
TOEICの偏差値:まとめ
それでは今回のテーマの「TOEICの偏差値」をまとめましょう!
- 偏差値60強がちょうどいい
- あくまで偏差値は目安
- とりあえず単語から勉強