スティーブ・ジョブズの女性の口説き方から見る差別化戦略！

「美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を１０本贈ったら、君は１５本贈るかい？そう思った時点で君の負けだ」（スティーブ・ジョブズ）
この言葉には心が震えたよ！！

スティーブジョブズの女性の口説き方か。でも本当にどう意味か分かっておるか？

今日はこんな疑問に答えていきます。

この記事で分かること

スティーブ・ジョブズの女性の口説き方から学ぶ差別化
実際の例からスティーブ・ジョブズの女性の口説き方を消化

「美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を１０本贈ったら、君は１５本贈るかい？そう思った時点で君の負けだ」（スティーブ・ジョブズ）

私もこの言葉を聞いた時は、なるほどな～と思いました。

もちろん女性を口説く方法にも使いたいですが、せっかくなのでこの記事ではスティーブ・ジョブズの女性の口説き方を抽象化して就職活動や商品の差別化戦略などで生かせるように転用していきたいと思います！

スティーブ・ジョブズの意図

実は冒頭から使っているスティーブ・ジョブズの「美しい女性を口説く～」から始まる名言ですが、このジョブズの言葉には続きがあります。

そしてその名言の続きこそがスティーブ・ジョブズの美しい女性を口説く際の核心であり今回学ぼうとしていることなのです。

まずはジョブズの言葉の続きも含めた全文を見ていきましょう！

美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を１０本贈ったら、君は１５本贈るかい？

そう思った時点で君の負けだ

ライバルが何をしようと関係ない、

大事なことは本当にその女性が望んでいるものは何かを見極めることなんだ

この言葉からは以下の３点を学ぶことができます

先行者利益
差別化が大事
顧客起点で考える

先行者利益

ここで言う先行者利益は「記憶してもらえる≒ブランドイメージ形成」になるでしょう。

確かに先行者利益と言うと他にも競合がいないため「シェア拡大」が容易などもありますが、別に恋愛に至ってはシェアは関係ありませんからね（笑）

この事例では、バラを１０本上げることによってライバル側から見れば「この男の人はバラをくれるお洒落な人」というイメージを女性に形成することに成功しています。

差別化が大事

逆にライバルに勝ちたい人、ここではスティーブ・ジョブズにしておきましょう（笑）、はバラを仮に１５本贈ったとしても美しい女性に覚えてもらうことはできないでしょう。

なぜなら既にバラを１０本贈ることで美しい女性の記憶にしっかりと定着したライバルさんがいるからです。

そこで、スティーブ・ジョブズはバラを贈る人という土俵（レッドオーシャン）ではなく新しい価値（ブルーオーシャン）で勝負をしなければいけないのです。

顧客起点で考える

そして、他の土俵で戦うために必要なことが「美しい女性の立場で考えること」なのです。

この顧客視点が最もジョブズが大切にしていたことの１つなのです

「自分ができること」と言う視点では、どうしても相手を振り向かせるような斬新な戦略は生まれません。

そのため、相手の女性が求めていることをどのように定義づけるかが大事になるのです。

女性がバラを喜んでいる理由を単に「バラが好き」、「おしゃれが好き」だからと捉えるか、「モノによって目に見えた愛が嬉しいから」と捉えるかでは圧倒的に打てる手も変わってくるでしょう。

さて、こんな状況のスティーブ・ジョブズはどんなアクションを起こすのでしょうか？せっかくだったら聞いてみたいところですね。

ジョブズの美しい女性を口説く方法から学ぶ実例

そしてスティーブ・ジョブズの「美しい女性の口説き方」から学んだ要素は、実社会でも至る所で見ることができます。

ここではそれぞれ１例ずつだけ見ていきましょう！

先行者利益（LCC－ピーチ航空）
差別化戦略（カフェースタバ）
顧客起点（音楽ーウォークマン）

先行者利益：ピーチ航空

イメージの形成の具体例としては、LCCのピーチ航空が挙げられます。

ピーチ航空は日本でLCCが解放された時、真っ先に参入して多くの費用はかけずに「LCCと言えばピーチ」というイメージを作り出すことに成功しました。

実際、今ではLCCは１２社ほど日本に就航しているそうですが、名前を思い出せるのはピーチ航空を含めて数社くらいな人が大半のはず。
（LCC就航数についてはこちらのサイトを参照）

それだけ最初にイメージを形成できないと、これからの戦略は難しくなるということが分かります。

差別化戦略：スターバックス

差別化戦略の１例はみんな大好き「スターバックス」です。

スターバックスは、カフェとしてコーヒーを提供するのではなく、「スタバ」というお洒落な空間を提供することで他のカフェチェーンとの差別化に成功しました。

これによって、スタバでドリンクを頼んで何か作業をすることにステータスすら付くようになったのです。

実際、私がフィリピンに留学してた時に学校の先生がスターバックスについてこのようなことを言っていました。

スターバックスって味はまあ他のカフェとそんなに変わらないのよね。でもスタバに行くってことがフィリピン人にはステータスだから時には頑張ってお金を出してでも行っちゃうのよね…

ちなみに、フィリピンの平均年収は約50万円なので、相当スターバックスは高い部類になります。

商品力はそれほど変わらないけど（ごめんなさい笑）、それ以外の点での差別化が圧倒的な差を生み出したスタバはまさに差別化戦略の教科書と言えるでしょう。

顧客起点：ソニー

顧客起点の代表例はソニーのウォークマンでしょう。

ウォークマンは当初「録音機能もないのに３万円は高すぎる」と批判されました。

ですが、顧客の「音楽を外でも気兼ねなく聞きたい」という潜在的な欲求をしっかりと汲み取っていたため爆発的なヒットになりました。

このように、スティーブ・ジョブズの名言の中にはこれだけの要素が含まれており実際の社会でも成功者の原因をピタリと言い当てているのです。

全く関係ないのじゃが、これだけ凄い名言を残したジョブズは実際のところ美女にはモテたのじゃろうか？